団体交渉・労働組合対策エピソード:札幌の弁護士が使用者側の対応・心構えを相談・アドバイス

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「労働組合対策・団体交渉・不当労働行為」の実際ついては
こちらをご覧ください。

 

前田尚一法律事務所の顧問企業の専務A氏とのエピソード

私がこれまで担当してきた事例を見ても、社長が従業員を解雇して、紛争に発展し、労働組合問題が発生し、収拾がつかなくなりかけたこともあります。 

1990年代以降、集団的労使紛争も減少し、これに代わって、個別労働紛争の増加傾向が顕著であり、労働審判です。
しかし、労働者が解雇・雇止めに際して労働組合に加入し、その組合が行った解雇撤回などを求める団体交渉申入れについて、使用者が拒否するなど、個別労働紛争を原因とする集団的労働紛争が発生しています。

<前田尚一法律事務所の顧問企業の専務A氏とのエピソードを紹介します>

前田:お付き合いのきっかけは、もう十数年前になりますね。

A氏:私が専務に就任して間もない頃です。社長である父が、B氏を解雇したことがことの始まりでした。
   そこに目を付けたのは父の側近であったC氏です。
   営業成績を上げられず、父との関係が悪くなっていたC氏は、B氏の解雇を好機とみて音頭をとり、
   他の従業員を引き入れ地元の上部団体に駆け込み労働組合を結成しました。

前田:専務が対応されましたね。

A氏:2回目の団体交渉から私一人で団体交渉に臨みました。上部団体の関係者も数名いました。

前田:大変だったでしょう。

A氏:毎日眠れませんでした。十数名から罵倒される日々でした。

前田:私がお手伝いをすることになったのはその頃でしたね。

A氏:組合側は私に一方的な要求を迫ってばかりでしたが、先生同席によって好転しました。

前田:そうは言っても、相手は戦術を変えてきましたよね。

A氏:さすがはその道のプロ。
    「社長を出せ」とか「会社の決算書を出せ」などと本論とは関係のないことを要求してきましたが、
   先生のおかげで社長が出席することも決算書を提出することもなく妥結できました。

前田:組合ができるとそれまでとは異なる対応が必要ですからね。
   「社長を出せ」とか「会社の決算書を出せ」などという要求を、経営者が本気で白黒つけようとすると、経営者には意
   外ですが、法律上は、負けになってしまいます。

A氏:何を決めるにも組合を通せと要求されます。昇給時期になると春闘で団交を繰り返す日々。
   組合が突然ストを決行すると言い、そのシンパが何十人も会社の周りに集まったこともありました。
   大変でしたが、先生とあらゆる場面を想定して、組合の思うままにはならないように対応できました。

前田:プロとして、経営者がひるむ方法は熟知している反面、想定外の手段をぶつけると、いつもパタンどおりに成功して
   いるだけに、対応ができませんね。そこが、流れを大きく変える、まさにターンニングポイントですね。
   そういえば、組合がいつもどおりの常道が功を奏せず、北海道労働委員会まで持ち込んだこともありましたね。

A氏:その時も組合側は「社長を出せ、決算書を出せ」と言い出したのに、相手側の要求に応じることなく、想定した内容
   での解決ができました。先生の一挙一動を横で見ていて、さまざまな対処法があるものだと感心してしまいました。

前田:そうですね、北海道労働委員会は、労使間の紛争解決を図る北海道の行政機関。
   しかし、経営者側からすると労働者側・労働組合側寄りで処理する傾向があります。
   専務が対応した案件のときの労働組合のように、北海道労働委員会の常連もおり、北海道労働委員会もそれなりの
   対応をするように思えます。別の案件で何度か、中央労働委員会に持ち込んだことがありますが、全く姿勢が違いま
   す。中央労働委員会に持ち込んでも、労働事件に慣れない弁護士が知らない運用があるほか、北海道労働委員会で
   実現できなかった結果を導くためのいくつかの有効な手段もありました。
         ところで、現在の労使関係はいかがですか。

A氏:和解が成立してまもなく、B氏は、個人的理由で退職しました。もともと、労働組合が結成された原因が、B氏への    解雇通知だったのですが、おっしゃるとおり、状況をきちんと押さえ、緻密に対応しておけば、トラブルが発生して           おらず、労働組合も結成されなかったことも理解できました。
   C氏は、C氏以外の組合員全員が組合を脱退してまもなく、病気を理由の会社をさぼっていたことが明るみになり、
   会社を退職していきました。

こうして組合は自然消滅しました。以降、労働問題は全く発生していません。

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